糖尿病と合併症の基礎知識
糖尿病は成人病の中で特に身近に知られた病気です。一般に知られている糖尿病は食べ過ぎや運動不足による肥満が原因でインシュリンの働きが弱まった結果に現れる症状の病気です。合併症を含めた患者数は増加傾向にあり現在では約890万人から予備軍まで入れると2200万人以上と推測されています。健康診断で血糖値が高めと指摘されたり「もしかして?」と思う場合には、糖尿病と合併症を意識して予防と治療の正しい知識を身に付けることを始めましょう。
糖尿病予備軍
糖尿病や合併症の症状はすぐに現れませんが、生活習慣の乱れから全身の血管に悪影響を及ぼす重大な病気です。自分では気付かないうちに血糖値が上がりだして知らず知らず「糖尿病予備軍」になっている人も少なくはありません。厚生労働省の調査では、日本人成人の約6人に1人が糖尿病かその予備軍だと推計されています。血糖値が高く生活習慣が乱れている人は、自分の体の健康を知ることと悪化して治りにくくなる前に、一度お近くの病院で検査を受けてみましょう。
糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは人間の体内のインスリンの働き不足が引き起こす病気です。そのインシュリンが欠乏したり作用が低下すると細胞の中にブドウ糖が入っていきにくくなるために身体の物質代謝に異常が起こります。すると血液中のブドウ糖の量が増えて高血糖状態となり尿の中に糖分が出てくるのです。このように人間の代謝機能に以上を引き起こし、様々な症状と共に眼の障害や肝臓の障害・神経障害などの合併症を併発したり動脈硬化などが早く進むと通常の治療が難しく、さらに危険な合併症へと進行する恐れがあるのです。
糖尿病の認識
全国で「糖尿病や合併症」にかかている成人の数が、予備軍を含めて約2200万人を突破したことが2007年の厚生労働省の「国民の健康・栄養調査」で発表されました。国民的な生活習慣病とまで言われる糖尿病に関する認識はまだまだ低く、無関心や知識不足のために予備軍であることも知らず、そのまま放置している人がとても多いのが現状です。又、定期的な健康診断を受けない人が症状を自覚していないために自分が糖尿病や合併症であることを知らない人も少なくありません。
糖尿病の診断
糖尿病は健康診断などで測る空腹時血糖値やブドウ糖を水に溶かした物を飲んだ後に採血して測る「ブドウ糖負荷値」などで診断します。空腹時血糖値では110mg/dl未満なら正常型で126mg/dl以上なら糖尿病型と診断されます。また、ブドウ糖負荷後2時間値では、140mg/dl未満なら正常型で200mg/dl以上の人は糖尿病型と診断されます。正常型と糖尿病型の間が「境界型」といい一般的に「糖尿病予備軍」と呼ばれている方の数値です。
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